母富士 子富士

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東京教室へ月一回名古屋と東京を往復して13年。2月は富士山が雲の中にかくれて姿を見せてくれませんでした。3月の名古屋への帰路に青空の中の写真のような富士山に出会いました。大きな富士山の裾に子供の富士やまがクッキリ。まるで母に抱かれた子供のように見えました。東京教室ではさみしいことがあったので心がなぐさめられました。

一人の生徒さん、いやネクタイリフォームの講師が休止を余儀なくされたからです。2007年のはじめての講習会で出会って以来のお付き合いで、熱心でネクタイリフォームの発展に尽くしてきた方です。たまに飲んで二人だけで話したり、ハワイの展示会にも出かけた仲間でした。それなのにパーキンソン病が1年ほど前から発症、ここにきて急に進行して歩くことが難しそう。送別の食事会で彼女が『きっと克服しますから』とあいさつした時、白血病の池江選手が思い出されました。若くても難病にかかり、老いても難病は進行する。今の医学の進歩は、天寿を全うできるほど進歩しているからーーそう信じています。

 

十有五にして、、、、、、                   三十にして手作りネクタイと出会い       四十にして惑わず手作りネクタイ道へ邁進    五十にして手描きネクタイに楽しみを知り    六十にしてネクタイリフォームの道を立ち上げ      七十にして己の欲するところに従いネクタイリフォームの有用性を広めたい                                今年でネクタイとかかわって40年が経ちました  やりたいことは まだまだ続いています                    2019、3、15 *写真はクリックで拡大できます

 

 

ネクタイ芯でつくる厚い布

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ネクタイ芯の再利用を行って来ました。芯の糸をほぐして綿状にしてぬいぐるみの中に入れたり、小さく丸めてふくらみに使ったりしました。この度は新しい利用方法を考案しました。

一番上の写真のように接着シートの上にネクタイ芯を隙間なく並べて、アイロンで接着すると、『ネクタイ芯シート』になります。これを(下の写真)ふつうの綿地の上にミシンで縫い付けると、キルティング状の厚い布を作ることができます。

3月10日(日)に ガスエネルギー館でのイベント[ 第3回親子で学ぼう! 安心安全セーフティチャレンジ]と題して、東海地震に備えた防災イベントが開かれます。朝9時半から16時半まで、各7階まで様々な展示や講演会の催しが開かれます。

私たちネクタイリフォームチームも、防災頭巾の作り方を、実際にその場で30分ほどで作ってもらいます。子供さん用の防災頭巾ですが、ざぶとんで椅子に付けていたものを非常時には頭巾にヘンシーンしてかぶって避難!!       縫う部分はうすくても肝心な部分はしっかり厚みがあって守ります。このような『ネクタイ芯シート』の頭巾を紹介しながら作ってもらいます。  東海地震の可能性は向こう30年間には来ると予測されています。災害国日本 備えあれば憂いなし です。               2019,2,23

 

 

平成三十一年 明けましておめでとうございます🌅

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平成時代の最後のお正月が明けました。テレビでは平成30年間を振り返る番組が盛んに流れています。
私は天皇誕生日の陛下のお言葉で『平成の時代に戦争がなかった平和な時代だったことが一番良かった』と述べられたことに尽きると、うなずきました。                            
今年もリフォーム教室では活発な作品づくりを繰り広げたいと思います。生徒さん方も高齢化で、手首が痛くて針が思うように使えないとのご意見にも対応していこうと思います。
写真は亥の置物とカゴ付きバッグです。亥のぬいぐるみの中に、ネクタイ芯をほぐした綿を入れています。ほぐし綿は小さくカットして入れます。
カゴ付きバッグは、「ネクタイリフォーム2」の本に作り方を掲載しています。それの発展的作品ですが、上の部分のメッシュワークと竹のカゴを縫い合わせるのに苦労して、「カーブ針」なるものを使用しました。初めての道具に慣れることには時間が必要ですね。
今年もアイデアと工夫で楽しめる作品を発表して行こうと意気ごんでいます。
どうぞよろしく、本年もこのページをご覧ください。 2019,1,6
追記: カーブ針は円形の鋼線を半分にした形で、片方が針先 片方は糸通し穴の針