道行コートを洋装へ

黒の絞りの道行コートは伯母の(104歳で亡くなった)形見です。小柄でしたから私が着るのに
前の重なりを前中心まで広げました。両方の袖下は切り落として、衿に作って道行の衿の中に縫い付けました。縁はネクタイ布でパイピングしています。そで口は長さを出すために、そでの内側の絞り布を表に出して、そこにやはりネクタイ布を縫い付けました。身八つ口は開いたそのままです。
  これからの季節に、セーターの上に羽織れば軽くて暖かいハーフコートになります。
  道行コートは着物には珍しくポケットがついているんですよね! ちょっと便利です。
  長生きの伯母の元気をもらえる気がして、大事にしています。  (2024、11,4)

首にかけるだけのアクセサリー

首にかけるだけで、首の後ろに手を回して留め具を扱う必要がありません。長さは自分サイズに作ることができます。ネクタイの絹地を利用するので肌触りもやさしく、軽いアクセサリーです。ネクタイの表布の柄がベースになります。ひも状に縫って表にひっくり返しますが、その技はまさにネクタイを手作りするときの技なのです。ひもの中に通すものはほどいた時のネクタイ芯を丸めて作る玉です。ウッド玉を表にネクタイ芯の玉を中に入れて交互に通します。

作り方の講習会を予定しています。春夏秋冬に楽しめるアクセサリーですね。(2024、8,22)       日時 ①10月10日(木)10時半から12時半 ➁11月6日(水)10時半~12時半            ③11月6日(水)16時半~17時半 会場 毎日文化センター 申し込み☎03-3213-4768 まで


藍染ネクタイのリフォーム

その昔 私は白生地をネクタイ一本分にデザインして絞り、近江の藍染職人のカメに浸けさせてもらい
藍染ネクタイを仕立てていました。1本を主人にプレゼントしていました。やがて私の手元に戻ってきました。クールビズ時代になり、あまり使用されていませんでした。
 中心の糸を抜き、裏布をほどきーーーそれは仕立てていた時の逆回しフィルムのようーーー
小さな襟スカーフを作りました。涼しげな水色藍のスカーフはクーラー対策に持ち歩きます。 (2024、6,25)
※小さな襟スカーフの作り方は、前のタイトル【寒暖差つかれしていませんか?】をご覧ください