どこまでも大切に‼️

サンバイザーをネクタイ一本から作って5年以上使っていたら、ふちが擦りきれてきました。日よけのひさし部分を大きく作った自慢の手作り品です。捨てることは簡単、でも待てよ!!   ネクタイ1本の紐状の布からサンバイザー用布を採る時の工夫! 裏側は布が足りないので、ネクタイの裏布(緑色)を足しています。表側はカーブの形の両端の部分を足して形作りしています。このバイザーがネクタイ一本とは誰も信じません。

(2007年発行のネクタイリフォーム)本の中では最高のアイデア作品です。黒いテープを縫い付けることでよみがえりました よし! 世の中はいま、地球にやさしいSDGs時代 知恵を働かせる小さな努力が積み重なって気象変動などから救います。 (2022,6,8)*2007年度版の「ネクタイリフォーム」本は全国の中央図書館にあります

カゴ付きバッグのスラッシュキルト版

バッグ底にカゴを使用して、カゴのサイズにスラッシュキルト技法で作った帯状の布を縫い付けました。『ネクタイリフォーム2』の本に、このカゴ付きバッグは載せています。帯状に作るネクタイ布の部分をアレンジして、スラッシュ技法を用いました。スラッシュキルトは布に厚みが出るのでバッグには最適です。

持ち手はリングを使いました。下の写真のように、はじめは黄色い布で本体に縫い付ける予定でした。ところが バッグを持ち上げるとグラグラして安定しません。そこで裏布に使った布でスカートのように裾広がりに作ったところ、持ち上げて安定しました。 また使用ネクタイ2本の小・中剣部分は余ったので、リボン状にして、中身がでないように左右で結ぶひも形に利用しました。

スラッシュキルトは手間がかかりますが統一感が出ます、このバッグの真ん中で表に使ったネクタイ柄は左右違っていることが分かりますか? 肌触りがベルベットのようになって、布が生まれ変わります。   (2022,4,16)※記事を下にたどって「以前の投稿」をクリック2回してもどると、前掲載の「カゴ付きバッグ」が出ます! ネクタイ2本で作るネクタイリフォーム2本の掲載作品です。 参考まで

 

帯の香合

帯の断片で香合を作りました。ここに至るまでの道のりは長かった!! 先に紹介したように、まず作り易い綿布で基本形の1.2倍、1,4倍 そして直径10㎝(つまり1.5倍)の香合を作りました。この作業は帯地で作るための予備作業でした。直径10㎝は片手でねじり蓋を開けられる限度のサイズです。ここまで大きくした理由は、繊細な山川草木の帯の模様を香合のなかに観るためでした

作ってみると、着付けする時の帯のように自由に形がつくれます。その柔軟性が返って作りにくさでした。その上、帯地は布端がスルスルと糸がほどけていくので、やり直しの作業はご法度でした。初めて布香合を考えられた故大野一郎先生はどこから思いつかれた作品なのか?と四苦八苦の作業中に思いました。そして先生は本の中で様々な袋物や茶道具入れを「ネクタイの絹で作りなさい」とご教授されていました!!!再利用にも思い入れがあったのです。

王朝絵巻の繊細さを香合にして、日常に優雅な絵巻模様を楽しむ 桜満開の今より秋の紅葉までも! (2022.3.31)